8年前からボードゲーム・トランプゲームのアナログゲームが大好きな二児のパパこと、ぐんちゃんです。
ちょっとした空き時間を楽しく過ごせる2人用のトランプゲームは無いか?
スピードや七並べのような誰もが知っている単純なものでは無く、もうちょっと考えるゲームがしてみたい。
こういった疑問をお持ちの方に、超絶オススメできるトランプゲームを1つ紹介します。
それがジン・ラミーというトランプゲームです。
専門用語をなるべく使わず、画像も入れて誰でも分かるようにルールを解説をします。
この記事を読んで、おうちでプレイして頂けると嬉しいです。
ジン・ラミーとは
世界三大カードゲームの1つとして選ばれている簡単で奥が深い2人専用トランプゲームです。
1プレイは約5分でサクッと遊べて、運・戦略を兼ね備えた傑作ゲーム。
それがジン・ラミーです。
世界三大カードゲームに選ばれている時点で面白いことは保証付きなので、是非プレイしてみてほしいトランプゲームです!
・ポーカー
・コントラクトブリッジ
ルール紹介
用意するもの
トランプ1個(ジョーカー2枚を除いた計52枚)
勝利条件
10枚の手札を特定の組み合わせで揃えて、相手プレイヤーよりも早く10点以下にすること
ゲームの準備
トランプをシャッフルして10枚ずつ配ります。
(以後プレイヤーをX(自分)・Y(相手)という呼び方で解説をしていきます)
残りのカードは山札としてXとYの真ん中に置きます。
その山札の1番上のカードを1枚オープンにして、山札の横に置きます。
これを捨て札と呼びます。
手札の点数
ジン・ラミーの勝利条件、手札を10点以下にするというところにも直接結びついてくる最重要事項、手札の点数を解説していきます。
ジン・ラミーでは、1枚1枚にカードの点数という概念があります。
・2~10はその数字が点数(例:3であれば3点)
・J~Kは10点
例えば、この手札の場合
左から1+1+2+2+4+6+7+8+10+10で合計51点の手札の点数になります。
この手札をある特定の組み合わせで揃えていくと点数が減っていきます。
特定の組み合わせを揃えて手札の点数をうまく減らして、勝利条件の10点以下を目指しましょう!
点数を減らすための組み合わせ
組み合わせは以下の2つ。
②マークが同じで3枚以上の連番(以上のため、4枚・5枚…でもOK)
①同じ数字のカードが3枚以上(以上のため、4枚でもOK)
②マークが同じで3枚以上の連番(以上のため、4枚・5枚…でもOK)
※ただし、Q-K-AやK-A-2のようなK→Aを、またぐものはNG
この組み合わせが揃ったカードは0点として計算することができます。
つまり、先ほどのXの手札が51点と言いましたがそれは間違いです。
点数は左から1+1+2+2+4+0+0+0+10+10で合計30点の手札でした。
♢9を引いてきて♢Kを捨て札にすれば、手札の合計点は10点になるので、10点以下にすることが出来そうです。
プレイ
手札の点数計算の仕方、減らし方が分かったところでプレイの解説に入っていきます。
準備を復習していきます。準備はこんな感じでしたね。
まずは、じゃんけんで先攻後攻を決めます。
先攻になったのはXと仮定したいと思います。
先攻になったXは捨て札の♠Jを手札に加えるか加えないかを判断します。
加えないと判断した場合:後攻のYに捨て札を加えるか加えないかを聞く
今回の場合のXは、♠Jを加えたところで手札の点数が減るメリットが無いので加えないという判断をしました。
Xが加えないという判断をしたため、Yが判断をするターンになりました。
加えない場合:Xのターンに戻り、山札から1枚を引いて手札に加え、手札の中から1枚を捨て札にする
これが終わった後は、お互い以下の2つのアクションから1つを選択してゲームを行っていきます。
②捨て札の1番上にオープンになっているカードを手札に1枚加え、手札の中から1枚を捨て札にする
※捨て札にするカードは先に出ているカードの上に重ねておいていきますが、先に出ているカードを完全に隠すように置いてください。
これを繰り返していきます。
ゲーム終了
Xのターンに山札or捨て札から手札に1枚加えて、手札から1枚を捨て札にした時、自分の手札の点数が10点以下になったと仮定します。
この時にXは手札の点数が10点以下になりましたよという合図でノックというアクションをします。
ノックとは、人差し指の第二関節で机を2回”コンコン”と叩くことを言います。
これ結構癖になるんですよね。相手がえっ?もう?みたいな顔してくれると嬉しくてたまりません(笑)
引き分け
ゲームを進めていき、山札が残り2枚になっても両者ともノックをしなかった場合、引き分けになります。
引き分けの場合、得点計算はしません。
得点計算
Xがノックをしてゲームが終了しました。
状況は以下の通り。
Xの点数
まずはノックをしたXの点数を数えて行きましょう。
よって、2+4でXの手札の点数は6点です。
Yの点数
次にノックされたYの点数を計算していきます。
ノックされた側は、計算が少し複雑になるので詳しく解説していきます。
複雑といっても慣れてしまえば簡単なので、安心してください。
では、Yの点数を先ほどと同様に基本に沿ってまずは点数を計算していきます。
揃っているものは無いので、左から2+3+4+4+8+7+10+10+10+10+10で78点です。
しかし、ノックされた側にだけカードの点数を減らすチャンスがもう1つあります。
それは、ノックされたYの手札からノックをしたXの手札に組み合わせが繋がるカードは0点として数えるということです。
このことにより、その3枚のカードは0点となり、Yの手札の点数は78点-30点で48点となります。
X6点・Y48点となり、差額42点でXの勝利となります。
ここまでが基本のルールとなります。
まずは慣れるまでは1回1回のプレイを何度もプレイして楽しんでルールを覚えていってください。
慣れてきた方は、以下ルールも入れて遊ぶと更に面白いと思うので遊んでみてください。
追加ルール
勝利条件を差額の点数で100点を累計で獲得したプレイヤーとする。
先ほどの例では、Xが差額42点分の勝利だった為、
X42点・Y0点
として、何回もプレイを重ねていき、先に100点に到達したプレイヤーの勝利というものです。
これが最高に面白いです。
単発のプレイからだと考えない点数差から戦略や心理戦が繰り広げられるので激アツです。
これを知ると単発のプレイには戻れません(笑)
また、時間が無い時などは最初にプレイ回数を決めて合計点が高かった方が勝利というやり方も同様の駆け引きが産まれるためオススメです。
その時に絶対に取り入れてもらいたい得点計算の特別ルールを紹介します。
特別ルール
特別ルールは以下の2つです。
②アンダーカット
いきなり訳の分からない言葉が出てきて困惑していると思いますが、詳しく説明していきます。
①ジン
ジンとは、ノックをした側のボーナスです。
ノックをした側の上がり手札が0点だった時のことをジンといいます。
手札10枚全てが揃っていて、このゲームの中でも1番キレイな上がり手ですね。
ジンだった時の高揚感は最高です!
ジンで上がった時は、相手との差額+25点が自分の得点として入ります。
更にノックされた側はノックした側の組み合わせに繋がるカードを持っていても0点とすることは出来ません。
つまり、持っている手札の揃っていないカード分ダイレクトに失点してしまうということです。
※ノックをした側の♡5の扱いは♡2-3-4-5としても、同じ数字4枚として使っても問題ありません。
♡5の使い方はプレイヤーが決めることができます。
ただし、重複をして使うことは出来ないため、どちらで使うかを必ず判断してください。
②アンダーカット
アンダーカットはノックされた側のボーナスです。
これは、ノックした側の点数よりもノックされた側の点数が上回った時に発生するボーナスです。
アンダーカットの時は、ノックした側の組み合わせに繋げることできます。
アンダーカットのボーナスは10点。
差額+10点がノックされた側の得点となります。
ジン・ラミーの醍醐味
これはプレイしてもらうと分かるとは思うのですが、少しだけ書かせて頂きます。
ジン・ラミーは運・戦略はもちろんのこと、慣れてくると情報の頭脳戦も絡んできます。
相手の捨てたカード・自分が捨てたカード。これがゲーム終盤になればなる程、情報として重要になってきます。
相手の捨てたカードから相手が揃えている手札を読む。
これがめちゃくちゃ面白い!
これが効いているんです。
自分のターンに捨て札にする1枚のカード。これは慎重に選んでください。
なぜならば、あなたには不要なカードでも相手にとっては欲しいカードかもしれないからです。
ゲーム終盤になればなる程、その1枚でノックをされてしまうかもしれません。
相手が何のカードを揃えているのか?
何のカードが欲しいのか?
また特別ルールのジン・アンダーカットを採用した時は、ノックをするタイミングがとても重要になってきます。
相手にノックをしてもらいアンダーカットを狙って、じっくりと手札の点数を減らしておくか?
逆に相手のノックを待ってアンダーカットを狙った結果、相手にジンをされてしまう可能性もある
この心理戦・情報戦、そして運がジン・ラミーの醍醐味です。
その世界はまさにカイジです。ざわ…ざわ…
相手の手札・心理を読み切って勝った時、このゲーム最大の快感を味わうことが出来るでしょう!
その快感を味わってしまったあなたはジン・ラミーの虜です。
是非プレイしてみてください。