今回は2000年に発売した面白さが保証付きの名作ゲーム・カルカソンヌを紹介します。
・ドイツ年間ゲーム大賞
・ドイツゲーム大賞
ちなみにドイツ年間ゲーム大賞は、ドイツで選定されるボードゲームの最も権威ある賞のことです。
そして、人気があるゲームを決定付けるのが、数年前に任天堂switchでカルカソンヌのオンラインゲームがリリースされました。
※海外版のみ
そんな名作ゲーム・カルカソンヌを紹介する前に少しだけ自己紹介をさせてください。
ボードゲームには、人を笑顔にしたり、人生を明るくしてくれる力を持っていると信じて止まないぐんちゃんです。
#熱狂的ボードゲームファン
#みんな遊んでもらいたい
世界三大ボードゲームって何?
冒頭からとっても良く出ているこのワード。
そもそも世界三大ボードゲームって何やねん?って人もいると思うので、説明させていただきます。
世界三大○○ってやつ、良くあるじゃないですか?ボードゲーム版のそれです。
カタン
ドミニオン
この3つです。もちろん、どれも最高に面白いボードゲームです!
是非、全てプレイしてもらいたいのですが、ルールが複雑なものもあります。
この中でも1番ルールが分かりやすいのが、カルカソンヌです。
カルカソンヌってどんなゲーム?
カルカソンヌは、地形タイルを配置して得点を獲得し、誰よりも得点を多く獲得したプレイヤーが勝利というゲームです。
カルカソンヌの地形タイルには、道路や都市、修道院などのイラストが書いてあります。
#これとっても可愛い・カッコイイ
その地形タイルを繋げていき地図を作っていくような感覚のゲームです。
地形タイルは毎回ランダムに引くので、プレイする度にゲーム終了後の盤面は変わります。
#不思議のダンジョン的な
#分からない人はスルーしてください。ごめんなさい。
勝ち負けも大事ですが、終わった後の盤面を写真に撮りたいという人もいるぐらい。
#インスタ等で良くみますね
ミープルという人型のコマも使うので、より映えるのかもしれません。
#視覚でボードゲームを楽しむ
#ボードゲームの魅力の1つ
サクッと概要だけでも知りたいという方は、1分半で説明してくれているこちらの動画が分かりやすいと思います。
ルール
プレイ時間:約35分
対象年齢:7歳~
ボードゲームデザイナー:クラウス=ユルゲン・ヴレーデ
内容物
カルカソンヌは色々な種類が出ているのですが、今回は私が所有している”カルカソンヌJ”を使って紹介させていただきます。
ミープル
得点ボート
地形タイル
※カルカソンヌJでは、修道院がお城やお寺になっているタイルもありますが、イラストが違うだけで修道院と意味は同じです。
大きな流れ
- スタートタイルの設置・ミープルを配る・地形タイルの準備
- 地形タイルを引いて、盤面に配置する
- ミープルを置くか置かないか選択
- 得点計算
スタートタイルの設置・ミープルを配る・地形タイルの準備
まずは、スタートタイルをテーブル中央にセットします。
スタートタイルはタイル裏を見ると色が変わっているので分かりやすくなっています。
次にミープルの色を各プレイヤーが決めて、その色のミープルを8個受け取ります。
受け取ったら、そのうちの1つを得点ボードの0の位置に置いてください。
準備の最後に、地形タイルを裏向きにしてよく混ぜます。
混ぜたら適当にタイルを積み、いくつかの山札として置いておいてください。
1つの山札は10枚ぐらいにしておくといいかもしれません。
地形タイルを引いて、盤面に配置する
ここから、ゲームスタートです。
どの山札からでも構いませんので、裏向きのまま地形タイルを1枚引いてください。
引いたら、その地形タイルを表にして、絵が繋がるように置いていきます。
途中で道路が切れてしまったり、都市が切れてしまうような置き方は、NGです。
このようにはタイルは置けません。
最初に地図を作るような感覚と言いましたが、まさにそれで不自然な地図は作ってはいけません。
また、タイルを置く時は、必ず一辺が置いてあるタイルと接するように置かなければいけません。
地形タイルは回転させて使ってもOKです。この向きで置かなければいけないという正方向はありません。
ミープルを置くか置かないか選択
無事に地形タイルを置けたら、ミープルを置くか置かないかを判断してください。
ミープルを置くことが出来るのは、先ほど置いたタイルのみです。
そして、イラストに書いてある道路・都市・修道院の3つです。
正式には草原もあるのですが、最初のうちは草原があると難しいので、草原無しでプレイすることをオススメします。
草原はバリエーションルールで説明します。
このミープルを置くか置かないかは、このゲームの大事なカギとなっています。
このゲームの勝利条件は、誰よりも得点を稼ぐことです。
得点計算の所でまた詳しく説明しますが、ある得点条件が揃っても、ミープルが置いていないと得点にはなりません。
最初に受け取った7個(8個受け取ったけど1個は得点ボードに使うのでゲームには使用できない)のミープルを上手く使って得点を稼いでいきましょう!
これを繰り返し、山札のタイルが無くなったら、ゲーム終了です。
得点計算
さぁ、肝心な得点計算です。
ここから少し複雑になるので、頑張ってついてきてください。
複雑と言っても、そこまで難しいことはありません。プレイを何回かすれば、すぐに覚えられるので、遊びながら覚えていきましょう。
カルカソンヌの得点計算には、大きく分けて2つあります。
ゲーム終了後の得点計算
プレイ中の得点計算
都市:タイル1枚につき2点
修道院:修道院基準に回りのタイル1枚につき1点
(修道院1枚+その回り8枚=9点)
紋章が書いてあるタイルは+1枚分として加算
そして得点後、得点ボードのミープルを動かし、地形タイルに置いてあったミープルは手元に戻ってきます。
これ、カルカソンヌでめちゃくちゃ大事なルールです。
#テストに出ます!絶対に覚えておいてください。
ゲーム終了後の得点計算
紋章がついているタイルは+1点の加算
忘れてはいけない大事なルール
さぁ、ここで大事なルールの確認です。
このカルカソンヌ、ミープルがとっても大事です。
#何回言うとんねん。ミープルが大事なのは、もう分かった
#本当に本当に大事なんです!「遠足は家に帰るまでが遠足です」ぐらい大事
つまり、カルカソンヌで勝つためには、ミープルを置きたいという心境になります。
ですが、先にミープルが置いてある地形タイルに自分のターンで繋げた地形タイルの場合、そのタイルに自分のミープルは置けません。
現段階で繋がっていなければOKです。
バリエーションルール
慣れてきたら、草原を入れてプレイしてみてください。
草原を入れることにより大幅に深みが出て、更にプレイが楽しくなります。
草原はゲーム終了まで完成しません。
要するに、得点源となるミープルがゲーム終了まで手元に戻ってこないことが確定してしまう。
そんなリスクを背負ってまで、草原に置きたい理由があります。
その理由は、最後に大きい得点を荒稼ぎできる可能性があるからです。
「草原を制するものは、試合を制す」
#名言でました
#タプタプおじさん降臨
※草原は道路で区切られます
※都市の大きさは関係ありません
興味がある方は、こちらから動画で詳しいルールを参照してください。
カルカソンヌの醍醐味
世界三大ボードゲーム、そして私が特に大好きなボードゲームということで醍醐味・魅力がたくさんあります。
#この記事は少し長くなりそうです
#ご容赦ください
- 何人でも楽しく遊べる
- 勝ち筋の多様性
- 非言語である
何人でも楽しく遊べる
カルカソンヌのプレイ人数は2~5人です。
カルカソンヌは、何人でも楽しく遊べるんですね。
「4人が一番面白いよね」
「このゲームは3人じゃないと面白さがでないよね」
と言った会話が起きることが少なくありません。
それは、同じルールでも人数によってゲームバランスが変わってくるからなんです。
2人の時と5人の時とでは、5人の時の方が明らかに簡単で速いですよね。
#2人の時は、1人5個食べなければいけないところを5人の時は1人2個食べればいいので
#分かりやすいように、めちゃくちゃ極端に書いていますこれがゲームバランスです。このリンゴ早食いゲームでは2人はキツイ、5人だと簡単すぎる。だから、このゲームをする時は3人か4人が1番楽しいよね。こういった具合です。
なんとなーく、分かっていただけましたでしょうか?
ここで話を戻したいと思います。
#相手が多いので、プレイの予想がしにくい為に、運要素が少し強めになります
#そんな地形になるの?止めてくれよー!みたいにワイワイできます
#タイルを引くというのがあるので、運要素が0にはなりませんが、相手のプレイをある程度予想してできるので、ガチガチにできます
#プレイ感はオセロや将棋のようなノリ
このように面白さの種類が変わっていくので、どの人数でも面白いのです。
勝ち筋の多様性
カルカソンヌは勝ち筋の多様性があるため、いろいろな戦略があります。
ミープルを置くのか?置かないのか?
置くのであれば、道路に置くのか?都市に置くのか?など
そして、カルカソンヌにはテクニックが存在します。
これが分かるとプレイに幅が増え、戦略性が上がってくるので、より奥深いゲームになっていきます。
カルカソンヌのカギは、何度も何度も何度も言いますが、ミープルです。
#ミープルが得点源
勝つためには、自分のミープルを上手く使うのはもちろんですが、相手のミープルを上手く使わせないことが重要だったりします。
#ここも大事!テストにでます!
自分は上手く立ち回りながら、相手の邪魔をすること。これが大事です。
ミープルは道路や都市が完成すると、プレイヤーに戻ってきます。
であれば、相手の地形の完成を遅らせたり、完成をしないように立ち回れば相手のミープルは手元に戻ってこなくなります。
ミープルが無ければ、相手のターンにどんな地形が完成しても相手は無得点。つまり、無駄な一手を打たせることができるということです。
そんなテクニックがカルカソンヌにはいくつかあります。
1つ1つ書いていると、記事がとても長くなってしまいますので、テクニックを紹介した分かりやすい動画のリンクを貼っておきます。
#これが分かると本当に楽しくなるよ
興味のある方は是非。
非言語である
カルカソンヌは、ルールさえ分かってしまえば、プレイ中は言葉を使わないで出来る非言語なゲームです。
また、戦略性の高さ・非言語ということから、競技カルカソンヌというものがあり、世界大会まで行われているものがあります。
日本も各地で予選をして、日本チャンピオンはドイツで行われる世界大会に出場しています。
#ボードゲームの本場はドイツ
日本予選大会の試合もyoutube等に上がっていますので、リンクを貼っておきます。
ある程度、自分でプレイをしてルールが分かってから見ると、そんな手打つの?とレベルの高いカルカソンヌを見ることができます。
私は将棋はそこまで詳しくないのですが、名人戦などを見て唸っている人たちは、こういう心境なんだろうなと思うことができました。
#マジで面白い!ルールが少し分かるようになったらぜひ見て欲しい!
ちなみに私の1つの夢として、ボードゲームの本場のドイツの方たちとカルカソンヌをプレイしたいというものがあります。
いつか出来たら最高だなぁ。
まとめ
世界三大ボードゲームの1つ、カルカソンヌのルール紹介させていただきました。
カタン
ドミニオン
大きな流れとして
- スタートタイルの設置・ミープルを配る・地形タイルの準備
- 地形タイルを引いて、盤面に配置する
- ミープルを置くか置かないか選択
- 得点計算
ミープルがこのゲームでは、最大のカギです。
それは、このゲーム唯一の得点を稼ぐために必要なものだから。
そして、醍醐味・魅力は
- 何人でも楽しく遊べる
- 勝ち筋の多様性
- 非言語である
他にもたくさん書きたいことがあるのですが、長くなってしまうので最低限で、ご紹介させていただきました。
他の醍醐味や魅力は、実際にプレイして探してみてください。
いつか、この記事を読んでくれたあなたとカルカソンヌをプレイ出来たら、死ぬほど幸せです!
長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
では、また。